はじめに

料理と日本酒大好き主婦まりりんです。
今回は日本酒の席でのマナーについてのお話です。
日本酒は、古くから日本人に親しまれてきた伝統的なお酒。
その奥深い味わいだけでなく、飲み方やマナーもまた、日本文化の一部として大切にされています。
今回は、「日本酒を飲むときに知っておきたい基本マナー」をわかりやすくまとめました。
初心者でも安心して楽しめる内容なので、ぜひ参考にしてください!
日本酒を飲むときの基本マナー
1. 注ぎ方と受け方
日本酒は、「相手に注ぐ・注がれる」という行為がとても重要視されます。
特に正式な場面では、以下のポイントを押さえましょう。
- 注ぐとき:両手で徳利を持って、相手の杯に注ぎます。
- 注がれるとき:自分の杯を両手で持って受けるのが礼儀です。

親しい間柄なら片手でもOKですが、フォーマルな場では両手が基本です。
2. 自分でお酒を注がない

日本酒の席では、自分で自分に注ぐのはNGとされています。
周りの人に注いでもらう、もしくは周囲に注いであげるのが基本です。

「注いでもらったら注ぎ返す」のも、大切な気配りのひとつですよ!
3. 乾杯は少量で

日本酒での乾杯は、杯に少しだけ注いで行うのが正式です。
満杯に注ぐのは、ちょっとマナー違反になることも。
まずは軽く乾杯して、その後ゆっくりと楽しみましょう。
飲み方のマナー
4. ゆっくりと味わう
日本酒は、一気飲みをするものではありません。
香りや温度の変化を楽しみながら、ゆっくりと飲むのが粋な飲み方です。
5. おちょこの持ち方に注意

おちょこを持つときは、指先で軽くつまむように持つのがきれいに見えます。
ガシッと握りしめたり、大きく振り回すのはスマートではありません。
6. 醤油や食事と混ぜない
日本酒を料理に注いだり、醤油と一緒に混ぜたりするのはマナー違反。
日本酒は「お酒」として、しっかり独立した楽しみ方を尊重しましょう。
席でのふるまいマナー
7. 上座・下座を意識する
公式な宴席では、席順にもマナーがあります。
上座(偉い人・年長者)にお酒を注ぐのが先、下座は後、という順番を意識すると、よりスマートな立ち振る舞いができます。
8. 無理に勧めない・飲まない
現代では、無理に飲ませたり飲まされたりするのはマナー違反。
相手のペースを尊重して、「飲める人が楽しむ」のが基本です。
まとめ
日本酒のマナーは、「周りへの思いやり」と「お酒への敬意」から生まれたもの。
かたくるしいものではなく、相手を大切にする気持ちを表す手段です。
基本を押さえた上で、日本酒の美味しさと場の楽しさを思いっきり味わいましょう!

日本酒をもっと美味しく、もっと楽しく——そんな飲み方ができるよう、今日からマナーを意識してみてくださいね。