どうも日本酒大好き主婦のまりりんです。義父母と旅行に行った際に飲んだ宮城県の日本酒、蔵王純米大吟醸昇り龍があまりにも美味しかったので、蔵元から原料米まで詳しく調べました。蔵王純米大吟醸昇り龍の魅力を私が実際に飲んだ感想と合わせてお伝えします。日本酒を飲み慣れていない方でもきっと美味しくいただけるオススメの日本酒です。
宮城が生んだ極上の酒!蔵王純米大吟醸昇り龍とは?
『ワイングラスでおいしい日本酒アワード2022プレミアム大吟醸の部門金』の受賞歴を持つ、宮城県の蔵王酒造の1本です。
スペック
蔵元 | 蔵王酒蔵(宮城県) |
酒質 | 純米大吟醸 |
原米料 | 美山錦 |
精米歩合 | 45% |
日本酒度 | +2(やや辛口) |
アルコール度数 | 16度 |
蔵王酒造のこだわり
蔵王酒造の公式ホームページを見たところ、蔵王酒造は米の選定にこだわっている酒蔵であることが分かります。ホームページを調べたところ、蔵王酒造には酒造米を選定する上での判断基準があるようです。それは以下のとおりです。
引用:蔵王酒造
- 蒸しが容易で良い蒸米ができること
- 麹菌の破精(ハゼ)込みが良いこと
- 溶解糖化の良いこと
- 大粒で心白のある軟質米
- 粗タンパクおよび粗脂肪が少ないこと
ちょっと難しくて分かりませんよね。それぞれ説明します。
- 蒸米とは?
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お米を蒸すことで、殺菌効果と麹菌が繁殖しやすい状態にすることです。
- 麹菌の破精込みって?
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お米の中心ぬ菌系が生育していくことです。菌の破精込み方によって日本酒の風味が異なってきます。
- 溶解糖化?
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米が溶けてブドウ糖が生成されることです。この溶解糖化によって日本酒が甘くなっていきます。
- お米は大粒がいいの?
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大粒のほうが、酒造りの工程で扱いやすく、品質追求する上で粒の大きさは重要視されています。
- 心白?
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お米の中心部分のことです。心白にはでんぷんが多く含まれており、雑味の原因であるたんぱく質や脂質は少ないです。お米を削る理由はここにあります。お米の雑味をできる限り減らし、お米の旨みを抽出するためです。
以上のことを踏まえると、蔵王酒造はお米の特性を見極め、お米の旨みを極限まで引き出すことにこだわっていることが分かりますね!
原料米「美山錦」について
蔵王酒造がお米にこだわっているのは分かったけど、美山錦はそんなに良いお米なの?
美山錦は粒が大きく、心白の出現率が高いお米なのです。美山錦から造られた日本酒の特徴は、クセがなくすっきりとしていることです。美山錦を使った日本酒は、お米の本来の味で勝負していると言えるのではないでしょうか。
美山錦は寒さに強いお米であるため、主に長野県や東北地方で生産されています。厳しい環境でも育つ強いお米なんですね。
蔵王純米吟醸昇り龍の値段
720mlで2800円程で、1,8ℓで5700円程です。(令和7年1月時点)
結構高めですね。しかしそれ程に原料、製造にこだわっているということです。1度飲んでみればこの値段にも納得がいくはずです。それほどに美味しいお酒です。
飲んだ感想
フワッと甘い香りと濃厚な口当たりが特徴的で、お米の旨みが口いっぱいに広がります。
やや辛口寄りでスッキリとした飲み口ですが、程よくお米の甘みを感じます。飲んだ瞬間に思わず
美味しい!
って言ってしまいました。衝撃的な美味しさです。日本酒が好きな人も、あまり馴染みがない人でも美味しいと感じる日本酒だと思います。
常温でも美味しくいただける昇り龍ですが、私のおすすめの飲み方は冷やです。蔵王純米大吟醸昇り龍のスッキリとした飲み口が活きるのは冷やだと思います。ただし冷やしすぎると香りが弱くなるので注意です。
蔵王純米大吟醸昇り龍に合う食事
日本酒は食事と合わせることで調和して互いの美味しさを高めてくれるんです。
ホルモン焼き
ホルモンの脂の甘みと蔵王純米吟醸昇り龍のお米の旨みの相乗効果で、口に中に幸せが充満します。ホルモンを美味しいお米と一緒に食べている感覚に近いです。
ささみ焼き
蔵王純米大吟醸昇り龍は、甘みがありながらもスッキリとしているため、ささみの淡白な味を邪魔しません。大葉やわさびなどの薬味と相性◎
最後に
値段は高めな蔵王純米吟醸昇り龍ですが、それに見合う、いやそれ以上の旨さを持ち合わせた一級品です。自分へのご褒美や贈り物、パーティーなどに最適ですよ!
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