まりりんどうも、料理と日本酒が大好きな主婦まりりんです。
今回はちょっと特別な日本酒、『櫻正宗』×『もやしもん+』のコラボ商品をご紹介します。
人気漫画『もやしもん』と、協会1号酵母発祥の蔵・櫻正宗がタッグを組んだ、ファン垂涎の限定コラボ酒。
このコラボ酒には、造りによって本醸造・純米酒・純米大吟醸の3種類が存在します。
今回私が飲んだのは、本醸造タイプです。
今年の6月2日に発売され、瞬く間に話題に！飛ぶように売れています。
実際に飲んだ感想と合わせて、おすすめの飲み方やおつまみ、ネットでの口コミもまとめてみました！
櫻正宗×もやしもんコラボ日本酒とは？
このお酒は、兵庫県神戸市の老舗酒蔵「櫻正宗（さくらまさむね）」と、菌が見える農大生が主人公の人気漫画『もやしもん+』の公式コラボとして企画された限定商品。
最大の特徴は、日本酒の酵母「協会1号酵母」発祥の蔵元である櫻正宗が、自社でこの酵母を用いて醸造した点。
協会酵母の歴史を味わえる一本です。
ラベルには“オリゼー”をはじめ『もやしもん』のキャラが勢揃い。日本酒ファンだけでなく、漫画ファンからも注目を集めています。
コラボシリーズは全３種類
『櫻正宗』×『もやしもん』コラボ日本酒は、
- 本醸造70（青色ボトル）
- 純米酒80（黄色ボトル）
- 純米大吟醸50（ピンク色ボトル）
の全部で3種類。数字は精米歩合です。
今回紹介するのは青色ボトルの本醸造70。
協会1号酵母とは？
「協会1号酵母」は、日本醸造協会が初めて公的に頒布した清酒酵母で、1906年（明治39年）に櫻正宗酒造の「櫻正宗酵母」から分離されたものです。
当時、日本酒の品質は蔵ごとにばらつきがあり、安定した酒造りのために有用酵母を全国に頒布する仕組みが作られました。その第1号がこの酵母です。
かつて全国の酒蔵で使用されていた酵母ですが、戦禍で一時失われたとされていました。しかし、近年、日本醸造協会に保存されていたことが判明し、約６０年ぶりに櫻正宗で復活を遂げました。
特徴としては：
- 発酵力が高く、しっかりとアルコールを生み出す
- 雑味が少なく、すっきりとした味わいに仕上がる
- 香りは控えめで、食事に寄り添うタイプの酒質になる
現代では派手な吟醸香を出す「協会9号」や「1801号」などが主流ですが、1号酵母は「素朴で真面目な日本酒」という印象があり、原点回帰の酒として再評価されています。
基本スペック
| 蔵元 | 櫻正宗（兵庫県神戸市） |
| 酒質 | 本醸造 |
| 使用酵母 | 協会１号酵母 |
| 原料米 | 山田錦（兵庫県産） |
| 精米歩合 | 70% |
| 日本酒度 | ＋２ |
| アミノ酸度 | 1.0 |
| 酸度 | 1.2 |
| 味わい | 淡麗・やや辛口 |
| アルコール度数 | 15% |
| おすすめ温度帯 | 冷酒〜上燗 |
| 価格 | 360ml/980円（税込） |
まりりん歴史と遊び心の両方を楽しめる、まさに“通好み”の一本です。
実飲レビュー
香り
グラスに注ぐと、控えめながらも上品な米の香りがふんわりと立ちます。
吟醸酒のような派手さはないですが、落ち着いた雰囲気があり、どこか懐かしいような香り立ち。
味わい
「コラボ商品だからパッケージ重視で、味は期待ハズレ」なんてことはありませんよ。
この味、好きな人にはバチっとハマるはず！
協会1号酵母らしいすっきりとした飲み心地に、ふくらみのある米の旨味がじわっと広がります。
後味もクリアで、飲み疲れしにくいタイプで飽きのこない、淡麗・辛口な食中酒向きの仕上がりです。
醸造酒ではありますが、ツンとした嫌な感じはまったくなく王道本格派の味わいを楽しめる１本。
まりりん特に、八海山（普通酒）や久保田（百寿）あたりが好きな人に是非おすすめしたいです。
飲み方・温度帯のおすすめ
冷酒〜上燗がおすすめ。
冷やすとシャープなキレが際立ち、常温ではまろやかさと旨味が強調されます。
ぬる燗（40℃前後）や上燗（45℃前後）にするとふくらみが増すので、好みで試してみるのも◎。
合う料理・おつまみ
派手な香りが少ない分、幅広い料理と合わせやすい万能型。
- 赤身のお刺身（マグロ、ブリ、カツオなど）
- 白身魚の塩焼き
- おでん
- 筑前煮
素材の味を引き立てるやさしい味わいなので、和食全般に合います。
特に出汁のきいたお料理との相性は抜群です。
口コミ・評判
ネット上では以下のような声が見られます。
- クセがなくてすごく飲みやすい
- ラベル買いしたけど、味もちゃんとしててびっくり
- 日本酒初心者にもおすすめできるバランスの良さ
まりりん特に“協会酵母”の歴史に興味がある人や、『もやしもん』ファンからの支持が厚いです。
こんな人におすすめ！
- 協会酵母や酒造りの歴史に興味がある人
- 淡麗・辛口な本醸造酒が好きな人
- 食中酒を探している人
「ちゃんとした日本酒を、楽しく飲みたい」──そんな方にぴったりの、知的で遊び心ある一本です！
総評
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 香り | ★★★☆☆（3.0） |
| 甘さ | ★★☆☆☆（2.0） |
| キレ | ★★★★☆（4.0） |
| コク・旨味 | ★★★☆☆（3.0） |
| 飲みやすさ | ★★★★☆（4.0） |
協会1号酵母のルーツをたどれる、数少ない“学べる日本酒”というだけでも価値のある一本。
加えて、すっきり辛口の飲みやすさと、櫻正宗らしい米の旨味がしっかり詰まっています。
お酒としての完成度も高く、ラベル買いでも後悔なし。
飲み手を選ばない“優等生”な日本酒でした！
にほんブログ村
