
どうも、料理と日本酒が大好きな主婦まりりんです。
今回レビューするのは、石川県金沢市の蔵元「福光屋(ふくみつや)」が造る「加賀鳶 純米吟醸 生原酒」です。
辛口で、それでいて吟醸ならではの華やかさも兼ね備えた一本。
実際に飲んだ率直な感想や、おすすめの飲み方・おつまみ、ネットでの口コミなどもご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
加賀鳶 純米吟醸 生原酒とは?

「加賀鳶 純米吟醸 生原酒」は、寛永二年(1625年)創業の老舗酒蔵「福光屋」が手がける本格派の生原酒です。
“加賀鳶”シリーズは、金沢の伝統ある“加賀鳶(かがとび)”=加賀藩の火消し集団の名を冠したブランドで、キレと力強さを特徴とした辛口酒が多く揃います。
生原酒タイプのこの銘柄は、辛口でありながらも、生酒のフレッシュ感と原酒ならではアルコールの重みを感じます。
基本スペック

蔵元 | 福光屋(石川県金沢市) |
酒質 | 純米吟醸 生原酒 |
原料米 | 五百万石100%(石川県産) |
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | +8 |
アミノ酸度 | 1.4 |
酸度 | 1.5 |
味わい | すっきり・辛口 |
アルコール度数 | 17% |
おすすめ温度帯 | 冷酒 |
価格 | 1,800ml/2,840円(税込) | 720ml/1,422円(税込)

高アルコールながらも、雑味がなくスッキリした印象が特徴です。
実飲レビュー

香り
グラスに注ぐと、メロンや洋梨を思わせる上品な吟醸香がふわっと広がります。
生酒らしいみずみずしさの中に、どこか落ち着いた和の雰囲気も漂う香りです。
味わい
私はこれまで『生原酒=フルーティーで濃厚』というイメージを持っていました。
しかし「加賀鳶 純米吟醸 生原酒」は、生酒とは思えないほど超絶ドライで驚きました。
すっきり淡麗ながら、喉越しでは原酒ならではのアルコールの重みがグッと来ます。
正直、この淡麗&重厚の組み合わせが私にはハマりませんでしたが、流行りには捉われない信念を感じます。

もう少しコクと旨味があれば・・・
フルーティーで旨口な福島県の日本酒とは真逆を行く存在。
飲み慣れていけばきっと味わいの奥に、お米の旨みやコクを感じることができるのだと思います。(感じることができなかった私は、まだまだ経験不足ということでしょう😅)
飲み方・温度帯のおすすめ
冷酒(5〜10℃)がおすすめ!
冷やすことで香りが立ち、味わいが引き締まります。
ただし、少し温度が上がって常温に近づくと、ふくよかでコクのある甘味も現れ、味の表情が若干変化します。
飲み比べて楽しむのもアリ。
合う料理・おつまみ
旨味・コクが弱めなので、濃い味付けの料理と合わせると加賀鳶の存在が薄れ、後に残るアルコールの重みだけを感じてしまいがち。
和食など素材本来の味を活かした料理が合います。
- たたき胡瓜
- 鶏ささみのワサビ大葉焼き
- 漬物
- 鯛のお刺身
口コミ・評判
ネット上の評価が非常に高く、以下のような口コミが目立ちます。
- ガツンと来るけど、後味はスッキリしていてクセになる
- 生原酒なのに飲みやすくて危険
- 辛口好きにはたまらない!
- 酒単体で楽しめる、贅沢な一本

辛口党からは特に支持が厚く、“加賀鳶=信頼の銘柄”という声も多数あります。
加賀鳶 生原酒はこんな人におすすめ!
- 辛口の日本酒が好きな人
- 今流行りのフルーティーで旨口な日本酒に飽きている人
- 和食と一緒にじっくり味わいたい晩酌派

「今日はしっかりと“うまい酒”を飲みたい」──そんな時にこそ選びたい一本です。
総評
項目 | 評価 |
---|---|
香り | ★★★☆☆(3.0) |
甘さ | ★☆☆☆☆(1.0) |
キレ | ★★★★☆(4.0) |
コク・旨味 | ★☆☆☆☆(1.0) |
飲みやすさ | ★★★★☆(4.0) |
まとめると、「加賀鳶 純米吟醸 生原酒」は、あっさりな辛口な味わいとガツンと来る飲みごたえが共存する玄人好みの1本。
「最近流行りの日本酒にはもう飽きた!」
そんな方にドンピシャでハマる可能ありです。